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#盲導犬や白杖を見かけたら [学問]

「盲導犬や白杖を見かけたら」

 盲導犬を連れた人や白杖をもつ人が,駅のホームから転落する事故が後を絶たない.転落経験者は増加傾向にあるという.点字ブロックはあるがホームドアがない駅はまだまだ多くある.「東京視覚障害者協会」によると,駅のホームから転落して電車にはねられるなどして死亡あるいは重傷を負った視覚障害者は,1994年〜2016年まで,全国で47人(うち死亡は22人)いるという.
 私の知人(男性)は生まれてまもない頃,失明した.見えない世界には慣れているものの,何度かホークから転落したことがあるそうだ.「白い杖をもつ人を見かけたら,どうすればいいですか?」と聞いたところ,「声をかけてくれるのが一番です」とのことだった.「こんにちは,お手伝いしましょうか?」「ご一緒しましょうか?」と言えばよいそうだ.
 視力障害をもつある女性は,外出することは命がけだといった.ホームや横断歩道の危険だけではなく.女性の場合は,人間の危険もある.親切そうに誘導を申し出た男に,ひどい目にあった.わたしは女性の視覚障害者に声をかけるのを,少しためらう.女性には女性が積極的に声をかけてくださるようにお願いしたい.
 日本の社会はどれくらい視覚障害者への配慮をもっているだろうか? 白線をひいただけの狭い歩道,歩道をわがもの顔で走る自転車,歩道に乗り上げて駐車する自動車,駅前の点字ブロックをふさぐ自転車など,まだまだ配慮が足りない.
 個人的な声かけと並んで,自分にできる範囲でいいから,社会的働きかけをすることも必要だと思う.30代で失明した,いわゆる中途失明の男性と知り合ってから,よく外出に同伴した.「何か困ったことはありませんか」と聞いたところ,「駅に行く途中の歩道に,二箇所ほど電柱が立っていて,よくぶつかります」とのこと.行ってみると,歩道のまん中に電柱が立っていた.二人で市役所の環境課に行き,事情を話し改善を求めた.とても丁寧な対応で,ただちに電柱を移動してくれた.
 白杖を見かけたら,「よいサマリア人」(ルカ福音書 10章21-21節)として声をかけ続けたい.
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